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今回のアップデートでは、「高精度な自動採譜」「情感あふれる楽譜の出力」等の機能が新たに追加され、楽曲に同期した演出・制作がより一層行いやすくなるということです。
超高速・高精度 楽曲解析ミドルウェア『BEATWIZ』の主なアップデート機能
〔1〕CRI独自の解析機能を持つ、情感楽譜転写エンジン「eMUTE」(Emotional MUsic Transcription Engine)により、高精度な「自動採譜」を実現。
精度と汎用性をより一層高めたボーカル分離機能と、人間の歌声の特性を捉えた強力な補正機能により、歌入りの曲を入力するだけで、ボーカル部分の楽譜が出力される「自動採譜」を実現しました。
〔2〕CRI独自のボーカル解析プロセッサ(WOTW)により、情感あふれる楽譜の出力が可能に。
「eMUTE」に付属した、独自の様々なボーカル解析プロセッサにより、単なる音符情報に加え、息継ぎ(ブレス)検出、装飾・強弱・表現記号を付けた、情感あふれる楽譜が出力可能となりました。また、楽譜で解析結果が得られるため、Aメロ、Bメロ、サビなどのフレーズ構成精度も大幅に向上し、さらに調号(ハ長調などの情報)や、音階(演歌・琉球民謡などの情報)の検出も可能になりました。
〔3〕リアルタイムビート解析エンジンをさらに高精度化。ついにストリーミング音楽でも拍子情報が取得可能に。
リアルタイムビート解析エンジンを改良した結果、従来ストリーミング音楽では判定が難しかった「拍子情報(拍子数と1拍目[ダウンビート]の位置)」が取得できるようになりました。
〔4〕従来からのビート解析エンジンもさらに高精度化。打ち込み系の曲ならば、ほぼ100%の正答率に。
従来からのファイル単位のビート解析エンジンもさらに高精度化し、誤検出率が大幅に低減し、最近の打ち込み系の曲のBPM値ならば、ほぼ100%の正答率を得ることが可能となりました。
これら〔1〕~〔4〕の一連の処理は安価なPC、スマホ、組込み機器等の限定された計算資源しか持たないハードウェアでも軽量にかつリアルタイムで実行できるので、ストリーミング音楽の解析にも適しています(一部機能を除く)。
なお、9月12日より幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2019」のCRIブースにて、今回の大型アップデートが適用された最新版「BEATWIZ」のデモが披露される予定です。
●イベント名称
東京ゲームショウ2019 ビジネスデイ
●イベント会場
幕張メッセ ブース:4ホール 4N-13
●CRI出展日時
2019年9月12日(木)・13日(金)10:00~17:00
●CRI出展概要
https://www.cri-mw.co.jp/event/2019/tgs.html