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2020年からのAppleとEpic Gamesの問題に関する裁判の判決が下され、その結果が海外メディアThe VergeやEurogamerなどで報じられています。
Epic Gamesの『フォートナイト』がApp Storeから削除されたことに端を発した同社とAppleとの訴訟問題ですが、カリフォルニア州北部地区連邦地裁はAppleに対してApp Storeにおける外部での支払いシステムへの誘導を許可するよう命じました。Appleがこれに応じるための期間は90日とされています。
一方でEpic Gamesに対してもAppleとの契約に違反していたとして、App Store上の『フォートナイト』において迂回支払い実装によって得た利益の30%(350万ドル)をAppleへ支払うよう命じています。
判決を受けてAppleはBBCに対して「裁判所はApp Storeが反トラスト法に違反していないことを認めました」とコメント。対するEpic GamesのCEOティム・スウィーニー氏は「判決は開発者にとっても消費者にとっても勝利ではありません」とし、アプリ内でもApple以外の支払いシステムが認められるまで同社は戦い続けると述べています。
なお今回の判決に先立って、韓国における法改正に応じてEpic Gamesは同国App Storeの開発者アカウント復活を要請していましたが、これはAppleによって拒否されていました。