
ケイブは、同社が開発を進めていた新作スマートフォンゲームの開発中止および持分法適用会社「スマートフォンゲーム製作委員会」の解散を発表(Pdf)しました。
「スマートフォンゲーム製作委員会」は2020年3月31日にケイブ・テレビ朝日・でらゲーの出資によって発足(pdf)。ケイブの取締役である岡本吉起氏がプロデュースを務める新作スマートフォンゲームの製作やプロモーションなどを行い、リリース後の成功確率を高め、より収益を極大化させることを目的として組織されていました。
開発中止の理由について、開発の長期化による顧客ニーズや事業環境の変化、競合他社の動向などで「想定していた収益を期待できるクオリティを確保するのが困難になった」とのこと。岡本吉起氏のリソースをより収益が期待できる新作スマートフォンゲームに充当するため、ゲームの開発中止と製作委員会の解散を決定したということです。 2022年7月31日に清算結了を予定しています。
ケイブは2021年11月1日にでらゲーとの資本提携を発表(Pdf)。2022年1月14日に公開した「2022年5月期 第2四半期 決算補足資料(Pdf)」内では、開発中止になったと思われるスマートフォンゲームについて記載されていました。

なお、現時点までに発生した開発費は開発委託先が全額負担するため、投資額の全額が回収される見込みのようです。回収予定の投資額の使途については「当該新規スマートフォンゲームの開発への投資」を検討することが発表されています。
※UPDATE(2022/3/18 21:55):見出しに一部誤りがありましたので修正し、再公開しました。