気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Feperd Games開発、PC向けに8月15日にリリースされた高速3Dアクション『Spark the Electric Jester 3』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、高速3Dアクションシリーズ最新作。3D空間を舞台に、走り、跳び回ります。前作の直接的な続編となっており、物語も前作エンディング後を描いています。記事執筆時点では日本語未対応。
『Spark the Electric Jester 3』は、2,570円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Felipeこんにちは、Felipeです。ネット上ではLakeFeperdとしても知られています。Feperd Gamesがリリースするすべてのゲームの開発者であり、プログラミング、アート、アニメーションなど、音楽以外のすべてを1人で行っています。
自分が一番好きなゲームがなんなのかはよくわかりませんが、様々なジャンルのたくさんのゲームが大好きです。しかしもし一本選ばなくてはいけないとしたら、スーパーファミコンの『Stunt Race FX』ですね。日本では『ワイルドトラックス』として知られています。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
Felipe前作『Spark the Electric Jester 2』よりも良いものを作ることができると思ったからです。また、直接的な続編を作ることで、前作も遊んでいただけると思ったということもあります。Steamではバンドルにして割引もできますしね。
前作のエンディングは続編がありそうな終わり方をしていることもあり、この3部作をしっかりと完結させたいという思いもありました。
――本作の特徴を教えてください。
Felipe本作にはたくさんの面白い要素が詰まっています。好みは人によって異なりますので、すべての人に気に入っていただく作品を作るということは難しいですが、本作はハマる人にはガッチリハマるような作品に仕上がっています。
例えば、本作はスピーディーなアクションが求められるところがありますが、メインの道を逸れれば、そこにはたくさんの探索要素が用意されています。これにより、速い展開のゲームが好きな人も、より探索要素が好きな人も楽しむことができるのです。本作はまた、より進化したバトルシステムが特徴です。これもたくさんの人に気に入っていただけていますよ。
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――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
Felipe新しくて楽しく、スピーディーで驚くような体験をしてみたい方ですね。本作ではストーリーにおいて、驚くような展開が待っています。皆さんの反応を楽しみにしていますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Felipe様々な媒体から影響を受けており、その中には昔のアニメや2000年代のゲームも含まれています。多くの人にもわかるように、本作はもちろん『ソニック』シリーズから影響を受けています。しかし、他にも影響を受けたシリーズは多くあるのです。『星のカービィ』シリーズからは能力を切り替えるという部分で影響を受けていますし、『デビルメイクライ』『ベヨネッタ』『ロックマンX』シリーズからはバトル面で影響を受けました。これはちょっとした秘密ですが、後半のエリアは「新世紀エヴァンゲリオン」のとある場所から影響を受けています。
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?
Felipe申し訳ございません。現時点ではありません。私は主にワンマンチームで開発を行っており、多くの言語に対応するというのが難しいのです。特に誰かがふざけて翻訳の中に変な言葉を入れていたとしても、私には読めないのでチェックできないというのが有志翻訳を受け付けることができない理由です。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Felipeほとんどありませんでした。私はすでに1人で自宅から作業をしていましたので、開発にはほとんど影響なかったのです。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Felipeはい、もちろんです。お気軽に本作の配信や動画の投稿をしていただいて大丈夫です。コンテンツの収益化も問題ありませんよ。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Felipeブラジルからこんにちは。日本文化についてはそれほど詳しくありませんが、日本は美しい国だと聞いているので、いつか訪れてみたいと思っています。英語のみとなってしまいますが、皆さんには私の作ったゲームを楽しんでいただけると嬉しいです。私も10代になるまでは英語が話せませんでしたが、インターネット上でコミュニケーションを取る上で、英語が一番良い言語だと気がつきました。英語を使えば、ほとんどの国のファンの方とコミュニケーションを取ることができますからね。
本インタビューを読んでいただき、ありがとうございました。良い1日をお過ごしください。
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。