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2023年8月28日、Google Cloudは、カプコンとの新たなパートナーシップを発表。『ストリートファイター6』の開発・運営にはGoogle Cloudを活用していると明らかにしました。
Google Cloudは発表の中で、ゲームの成功は、発表当日のスムーズな運用にかかっていると指摘。プレイヤーが急増しても、ネットワークやゲームへのアクセス環境を気にせず、安心して遊べるゲーム体験を提供することが求められているといいます。
今回、カプコンは『ストリートファイター6』の開発・運営において、Google Cloudを使用することで、大規模なライブゲームのワークロードを処理しながら、安定性の高いゲームを提供することを実現している、とのこと。
『ストリートファイター6』は、今年6月の発売開始以来、全世界で200万本以上を売り上げています。同作では、Google Kubernetes Engine(GKE)とCloud Spannerの特長である安定したネットワークと自動スケーリング機能を活用。GKEは、プレイヤーがどこに住んでいても、近くのサーバに迅速かつ容易に接続するため、大規模なライブゲームに最適だとゲーム業界で高く評価されているといいます。
カプコン GM/VP of Engineering 井上真一氏 コメント
カプコンは『ストリートファイター6』において、新規プレイヤーにもリピーターにも楽しんでもらえるような対戦格闘ゲームを提供しています。高い評価を得ている『ストリートファイター』シリーズの最新作の販売開始時に、何も問題を起こすことなく最良のゲーム体験を提供することは最重要課題でした。Google Cloudを利用することで、一度に10万人以上のプレイヤーが問題なく遊ぶことができました。
Google Cloud ゲーム担当ディレクター Jack Buser氏 コメント
ゲームは、どれだけ楽しく遊べるかによってその価値が決まります。Google Cloudの最高の製品や機能を世界中のゲーム開発者に提供してきましたが、今回、『何世代にもわたってプレイヤーの心に残る忘れられないゲーム体験を創造する』というカプコンの使命をサポートできたことを嬉しく思います。