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マイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収についてFTC(連邦取引委員会)が連邦控訴裁判所に訴えたことが明らかになりました。
買収劇に決着がついたと思いきや…
2023年7月、マイクロソフトとFTCにおけるアクティビジョン・ブリザード買収に関する裁判はマイクロソフトの勝訴という形で決着がついていました。2023年10月に英国のCMA(競争・市場庁)もアクティビジョン買収を承認。その後、すぐにマイクロソフトがアクティビジョン・ブリザードとキングの買収を完了したことが発表され、2022年1月のマイクロソフトのアクティビジョン買収発表以降、2年弱にわたっての買収劇が終わりを告げました。
しかし、先日マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードおよびXbox部門での約1,900人の従業員解雇が明らかに。これに関してFTCは裁判でのマイクロソフトの主張と矛盾すると指摘。具体的には、マイクロソフトは、人員削減はマイクロソフトとアクティビジョン間の「重複領域」を減らすための「実行計画」の一部であると述べたと伝えられているものの、これは合併後も両者が独立して運営されるという法廷でのマイクロソフトの提案と矛盾するとしています。
独占禁止法にひっかかる可能性があるため、FTCは、FTCによる評価が終わるまでマイクロソフトによるクティビジョン・ブリザードの買収を一時的に停止することを求めています。
記事執筆時点では、マイクロソフトからはこれに対しての声明はだされていません。
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