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『PUBG』で知られるKRAFTONや『サマナーズウォー』で知られるCom2uSといった韓国のゲーム会社がガチャの確率で虚偽の記載をしていたという疑惑で韓国公正取引委員会からの調査を受けています。
ガチャ確率の操作・虚偽疑惑…背景には新制度か
現地メディアが伝えた所によると、KRAFTONとCom2uSは5月28日に韓国公取委からの家宅捜索を受けました。問題となっているのは『PUBG: BATTLEGROUNDS』(KRAFTON)と『スタシード: アスニアトリガー』(Com2uS)の2作品におけるガチャ確率についてです。
韓国公取委によると、これらのゲームにおけるガチャのアイテム出現確率情報を実際とは異なるように告知し、消費者への被害をもたらしたとのこと。これは3月に制定された「確率型アイテム情報公開義務化制度」が背景にあるとみられます。
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この制度の施行により、ゲーム会社はゲーム内の確率型アイテムの情報を公開しなければならないことが義務付けられています。これまでにも、『リネージュ』のNCSOFTや『ラグナロクオンライン』のグラビティ、『NIGHT CROWS』のWeMade Entertainmentなどが相次いで調査を受けました。
今回の調査について両社がはコメントを発表しています。Com2uSは「公取委の調査を誠実に受けます」と話したほか、KRAFTONは「ゲーム業界全般を順次調査するものと認識しております」と述べました。