シカゴトリビューンなどの報道によれば、連邦破産法第11章の適用を受けた中堅パブリッシャー、ミッドウェイ・ゲームスを、複合メディア企業のワーナーブロスエンターテイメントが3300万ドルで買収する意向を示していた件に関して、シカゴの連邦破産裁判所はこれを認める決定を下したとのことです。これにより買収は一歩前進した形です。ワーナープロスは3300万ドルでミッドウェイ・ゲームスの保有する大部分の資産を買収することを提案していて、一部の無担保債権者などが反対の姿勢を示していました。反対していた債権者には「モータルコンバット」の映画化権を持つThreshold EntertainmentやTigon Studiosなどが含まれていました。債権者と筆頭株主であるMark Thomas氏が合意したことから裁判所の認可が下りました。Mark Thomas氏は昨年、ミッドウェイの株式の大部分を、パラマウントやバイアコムを所有するSummer Redstone氏から買い取りましたが、その経緯やミッドウェイ資産の分配問題で債権者との間でトラブルになっていました。『モータルコンバット』などのフランチャイズを保有し、ピンボールからスタートした米国でも最も歴史の古いビデオゲームメーカーといえるミッドウェイですが、その歴史に幕を下ろす日が近そうです。
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