ドイツは暴力ゲームなどへの規制が厳しいことで有名ですが、これに反対する動きがあります。3月19日にシュツットガルトの技術学校で少年が銃を乱射、15人を殺害した乱射事件を受け、ドイツでは『カウンターストライク』や『WarcraftIII』といったゲームが“Killer Game”と称され、イベントで使用することが問題視されるように。開催予定だったイベント「Convention-X-Treme」も中止され、ドイツのゲーマーの不満が爆発したようです。既に400人規模での抗議デモが行われ、7月25日にはベルリン、ケルン、カールスルーエでの同時デモが、8月9日にカールスドルフでのデモが予定されているとのこと。同時にインターネットでの署名もスタートしています。ドイツでは連邦議会の公式フォーラムにおいて50000人以上の署名が集められた場合にこれを正式な嘆願書として受け入れ適切な議論を行わなければならないとされています。現時点では25000以上の署名が集まっており、8月28日までに目標達成を目指すとのこと。『カウンターストライク』は対テロ部隊とテロリストが戦うFPS(一人称シューティング)。『WarcraftIII』はファンタジー世界で人類やオークと言った種族がしのぎを削るRTS(リアルタイムストラテジー)。どちらも暴力描写こそありますが、それのみがゲームの目的ではないところが共通しています。署名とデモ行進という両面作戦でドイツのゲーマーは自由を勝ち取れるのか否か。日本はドイツと並んで規制が厳しいとされるだけに、今後の動きには要注目といえるでしょう。
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