トーセは平成22年8月期第2四半期業績を公表しました。既に先日予測を修正していますが、売上高16億3200万円(△49.6%)、営業利益100万円(△99.5%)、経常利益200万円(△99.2%)、純損失1500万円(-)と大変厳しい数字となっています。前年同期の売上高は32億円で、いかに受託開発が厳しい状況にあるかを印象付けるものです。ゲーム販売は世界的に不振が続いていて、主要パブリッシャーは発売タイトル数を絞り込んでいます。トーセのような受託開発をメインで行う業態にとっては影響が甚大で、企画内容の大幅な変更によるスケジュールの変更やタイトル自体の中止などが複数あったということです。具体的にはDS向け1タイトル、DSiウェア向け3タイトル、Wiiウェア向け1タイトルで開発が中止になったほか、Wii、PS3、Xbox 360、DS、DSiウェア、PCなどのタイトルでスケジュールの変更があったということです。開発が完了したタイトルは、DS向け2タイトル、DSiウェア向け3タイトル、PSP向け2タイトル、PSP配信向け1タイトル、Wii向け1タイトル、Wiiウェア向け4タイトル、PC向け1タイトルの計14タイトルだったとのこと。モバイル・インターネット事業でも、大型の6タイトルや小型の複数タイトルでスケジュールの遅れやハードの変更などがあったそうです。特にiPhone向けの大型タイトルは見直しが多数あったそうです。ゲーム以外のゲーム機向けコンテンツやパチンコ・パチスロ関連の開発を行うその他事業では、PSP向け配信専用コンテンツ2タイトル、Wii向け1タイトルと、モバイルコンテンツからハードが変更された1タイトルを開発完了したとのことです。
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