TechCrunchは、「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エーがスマートフォン専業のゲーム会社ngcomoの買収を検討していると報じました。ngmocoは元エレクトロニック・アーツのニール・ヤング氏がiPhone向けにゲームを提供することを目的に設立したゲーム会社で、『We Rule』『God Finger』『Rolando』などの良質なタイトルを展開しています。もし成立した場合、買収金額は4億ドル(約320億円)にも上るとあるソースは明らかにしたとのこと。これには現経営陣への多額のボーナスも含まれる模様。また、Zyngaも買収を検討したものの金額で折り合いが付かなかったようです。ディー・エヌ・エーは海外向けに展開している(そしていずれは日本でも展開されると思われる)iPhone版モバゲーとも言える「MiniNation」の拡大に邁進していて、GameviewやAstro Apeといった中小規模のゲーム会社を次々に買収しています。ngmocoはiPhoneでソーシャル要素のあるゲームを得意としていて、ディー・エヌ・エーの買収ターゲットとしては良さそうです。また、ngmocoが主導するアプリにソーシャル要素を容易に追加するためのソーシャルゲームプラットフォーム「plus+」はディー・エヌ・エーが出資するOpenFeintの主要な競合であり、買収にはこの分野を強化する効果もありそうです。一方で4億ドルという金額は高すぎるのではないかという声もあります。ディー・エヌ・エーの第1四半期業績は売上高241億9300万円、営業利益119億8900万円でした。
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