「GREE Platform for smartphone」では、ウェブアプリ(スマートフォンのブラウザ上で遊ぶ)およびネイティブアプリの両方をサポートします。(1)iOSとAndroidのウェブアプリ (2)iOSのネイティブアプリ (3)Androidのネイティブアプリ の3種類が存在することになります。
「GREE」本体のアプリも本日よりiOS版がApp Storeで公開されたほか、既に提供開始しているAndroid版もauの「IS03」を皮切りに提供範囲を拡大していくとのこと。
「GREE Platform for smartphone」を利用したアプリは全て、アプリポータルの中の新着、ランキング、マイアプリなどを通じて集客を図ることができるとのこと。
また、スマートフォンとなることで開発が複雑化するため、パートナー支援策の拡充も打ち出しています。
開発環境にはiOSとAndroidの両方で同時開発を行える5つの環境が推奨されます。
・VIVID Runtime(アクロディア社)
・Adobe(R) AIR(R) for Android (アドビ システムズ社)
・Titanium Mobile(Appcelerator社)
・Unreal Engine 3(Epic Games社)
・Unity(Unity Technologies社)
集客面では提携するKDDI(au)の展開する「IS03」にウェブアプリへのショートカットがプリインストールされます。また、総額数十億円規模のテレビCMなどの支援を行うとのこと。
そのほか、データセンター、動作確認、カスタマーサポートなども提携先を紹介するほか、「GREE FUND」を通じて資金提供や、海外展開についてもサポートを行っていくということです。
ゲームの導線について少し分かり辛いので、実際に試してみました(iOSで)。
現在「GREE Platform for smartphone」で提供されているのは『GREE』(GREEのサービスを利用できるポータル的なアプリ)、『麻雀』『Unlock!』(タッチアクションゲーム)の3つ。いずれもiOSのApp Storeからダウンロードできるアプリです。
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アプリ版『GREE』のホーム画面。ウェブアプリとほぼ同一
『GREE』は、これまでもウェブアプリ(Safariで利用する)で提供されていた内容を、そのままネイティブアプリにしたようなアプリで、友達と交流したり、コミュニティに書き込んだりできます。追加されているのは「ゲーム」という項目で、現状3つのアプリが紹介されています。各ゲームのスコアランキングも確認できます。
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提供中のゲーム一覧
各ゲームへは、もし既にApp Storeからダウンロードされているものであれば、『GREE』アプリ内から起動でき、そうでないものに関してはApp Storeへ接続されます。既にダウンロードされているものへの遷移は瞬時で、ストレスなく遊べそうです。
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ウェブアプリから「ゲーム」の項目を開いた際もアプリ版『GREE』からと同様の構成になりますが、Safariから直接他のアプリは起動できないため、必ずApp Storeへアクセスすることになります(既にダウンロードされている場合も)。基本はアプリを使用することになりそうです。
『Unlock!』や『麻雀』はGREEのユーザー認証させすれば、『GREE』アプリは起動する必要がありません。これらから「GREE Platform for smartphone」で公開されているアプリ一覧へ遷移することもできます。
『Unlock!』や『麻雀』のアイコンの右肩には「OpenFeint」や「plus+」のように「G」のアイコンが記されています。考え方としてはこうしたソーシャルゲームプラットフォームと似たようなものになりそうです。
GREEのDeveloper Centerでは6日にSDKが公開ということでしたが、7日未明になって公開されています。こちらはパートナー登録が必須となっています。