ゲームの受託開発最大手のトーセが発表した平成23年8月期第1四半期の業績は、売上高14億0900万円(49.2%増)、営業利益1600万円(84.9%減)、経常利益1900万円(78.7%減)、純利益800万円(86.2%減)と増収減益となりました。第1四半期は従来の家庭用ゲーム機以外のスマートフォンやソーシャルゲームなどの開発案件が増加したことで稼働率が急速に回復、増収となりました。ただ、前期に開発が完了した大型タイトルのロイヤリティを前期でほぼ回収し終えたことから営業利益は伸び悩みました。事業部門別に見るとゲームソフト開発事業が100万円の営業損失であったのに対して、モバイル開発事業は営業利益2300万円を計上しています。その他のセグメントでは、子会社のフォネックス・コミュニケーションズが取り組んでいるニンテンドーゾーンに関する案件で700万円の売上を計上。PSP向け電子コミック配信事業は300万円、Wii向け家庭用カラオケ楽曲配信では1500万円をそれぞれ売上計上しています。
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