トーセが発表した平成23年8月期 第3四半期業績は、売上高37億5600万円(34.9%)、営業利益2億0700万円(-)、経常利益2億1500万円(-)、純利益1億1400万円(-)と大幅に改善しました。ゲームソフトの受託開発最大手のトーセでは、ニンテンドー3DSという新ハードの発売やスマートフォンなどの新分野の盛り上がりから稼働率が大幅に改善し、収益に繋がりました。ただし、3DSやPSVitaの動向から開発内容や契約形態の変更から開発スケジュールに影響があったものが多数あるとのこと。期中に開発を完了したのはニンテンドーDS向け6タイトル、ニンテンドーDSiウェア向け1タイトル、ニンテンドー3DSS向け3タイトル、ニンテンドー3DSダウンロードソフト向け1タイトル、プレイステーション・ポータブル向け2タイトル、Wii向け6タイトル、プレイステーション3向け1タイトル、パソコン向け9タイトル、パチンコ向け4タイトル、モバイル向け24タイトル、Android向け14タイトル、iPhone・iPad向け13タイトル、その他1タイトルの合計85タイトルでした。3DSでは当初は、発売直後に投入される中古型のリメイクタイトルが大半を占めていたのが、より3DSの機能に適合した大型タイトルに顧客ニーズが移行しているとのこと。PSVita向けも案件を獲得できているとのこと。モバイル関連では様々なプラットフォームで開発が可能な体制を構築し、多くの案件を獲得しています。大型タイトルも出てきているようです。SNS向けタイトルでは運営を開始したものの、短期間で終了するタイトルも見られたとのこと。携帯電話向けサイト運営(受託)ではサイト数は減少したものの、既存サイトは想定を上回った模様。子会社のフォネックス・コミュニケーションズが行っている「ニンテンドーゾーン」事業の案件は震災の影響がありながらも前記を上回る結果。Wii向け家庭用カラオケやPSP向け電子コミック配信は想定を下回りました。
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