ゲームエンジンのライセンスビジネスでは、エンジンを使ったゲームの売上の一部をロイヤリティとして受け取るビジネスモデルを基本としている事もあり、ゲームエンジン開発者の多くはゲーム以外の市場への進出に消極的でした。シリアスゲームは一般向けに広く販売されるものではなく、特定の必要性をもった少数の顧客しか興味を持ちませんし、アニメーションスタジオもゲームを販売するわけではありません。これらの市場は、ゲームビジネスに比べて、エンジン提供者にとって肥沃な市場には見えませんでした。Serious Game InitiativeのSawyer氏によれば、非ゲーム市場のユーザーと、エンジン提供者側、双方にとって意味のあるライセンス形態を初めて提供することで、新たな市場を開拓したのがEpic Gamesであると言います。