今回はアンリアル・エンジン3の一般公開バージョン、UDK(Unreal Development Kit)で開発されているiOS向けゲームをご紹介します。UDKは無料で公開されていますが、商用利用の場合でも、スタジオ全体で99ドルのライセンス料を支払うだけで開発を始めることができます。ゲームの販売開始後も、売上が5万ドルを超えるまではロイヤリティの支払は不要です。
『Desert Zombie: Last Stand』を開発しているCrystalised では、早くからUDKを利用しています。プロダクション・マネージャーのCam PhillipsはUDKを使い始めた理由について、こう語ります。
『The Dark Meadow』を開発したPhosphor Games Studioも、UDKのパワーを最大限に活用した開発会社のうちのひとつです。The Dark Meadowは、魔女が支配する廃病院から脱出するために、剣やクロスボウを使って戦うFPSで、iOSデバイスの限界を越えたグラフィックとゲーム性を提供しています。
Kotakuでは『The Dark Meadow』を「最高のホラー・サスペンスゲームを母体に、FPSのゲーム性を少々、それにiOSの大ヒットタイトル〜『Angry Birds』や『Infinity Blade』等々〜のエッセンスをまぶして出来上がった傑作。何の不満もない」と評価しています。