グリーは、子会社GREE Internationalを通じて、モバイル向けシミュレーションRPGに強みを持つ米国Funzio,Inc.を約170億円で買収すると発表しました。Funzioは、iOS、Facebook、Google+などモバイルソーシャルプラットフォーム向けにアイテム課金型のシミュレーションRPGを提供。『Crime City』や『Modern War』は米国のAppStoreで売上ランキング2位を獲得した実績があるほか、新作『Kingdom Age』も好調。3タイトルで合計2000万ダウンロード以上を記録しているとのこと。FunzioはWall Street Jornalでも「最も革新的なスタートアップTop50」の一つに選ばれたとのこと。グリーは「GREE Platform」の10億ユーザーを目指し、グローバル化を推進しています。Funzioの買収により有力なタイトルと優秀なチームを獲得することができ、同社の開発力とグリーが日本で成功させたモバイルソーシャルゲームのノウハウを融合させたハイクオリティなゲームを多数提供していきたいとしています。グリーの田中良和社長は「今回の買収は、グリーの今後のグローバル展開に非常に大きな意味を持つものです。Funzio社は世界でもそのクオリティが高く評価されるゲームを生み出しており、優れた人材と開発力を有しています。これから展開される新しい「GREE Platform」において、より多くのユーザーに利用してもらえるサービスが提供できることを楽しみにしています。」とコメント。また、FunzioのKenneth Chiu CEOは「世界中にモバイルゲームを届けるノウハウを持つグリーと協力して、ユーザーがどこにいても好きな時に通じ合え、魅力的なゲームで遊べるように共に協力していきます。」と述べています。■子会社化の概要(プレスリリースより)本件は、当社100%子会社であるGREE Internationalが新たに米国に設立した買収子会社(消滅会社)とFunzio社(存続会社)が合併するスキームを採用しています。本件買収に際しては、存続会社となるFunzio社の既存株主及びオプション保有者に対して買収対価として現金を支払います。なお、本件買収の取得対価については、金融機関からの借入れにより対応することを予定しており、その具体的手続きは、IR発表資料をご参照下さい。http://www.gree.co.jp/ir/news.html■Funzio社概要・商号 Funzio, Inc.・代表者 Kenneth Chiu, CEO・所在地 米国カリフォルニア州・設立 2009年6月・主な事業内容 複数プラットフォーム(Android(TM)、iOS、Facebook及びGoogle+)向けアプリケーションソフトウェアの開発・大株主及び持株比率 機関投資家 (18.8%) 機関投資家 (17.8%) 機関投資家 (11.7%) 機関投資家 (10.5%) 個人投資家 (10.1%) (2012年4月30日時点)・上場会社と当該会社の関係 資本関係 記載すべき資本関係はありません。 人的関係 記載すべき人的関係はありません。 取引関係 記載すべき取引関係はありません。■取得株式数、取得価額及び所有株式の状況・異動前の所有株式数 0株 (議決権の数:0個) (所有割合:0%)・取得株式数 普通株式:64,726,938株 (発行済株式総数に対する割合:100%) (取得価額:約210百万USドル)(約169億円)・異動後の所有株式数 普通株式:64,726,938株 (所有割合:100%)*USD1.00 = JPY80.24として計算(2012年4月27日時点)■今後の日程2012年5月2日 本件買収にかかる契約締結本子会社化の完了(クロージング)は、5月中を予定しております。
ゲーム機販売の長期化を成し遂げた任天堂に注目―5月上旬に決算を発表するゲーム関連企業一覧【決算発表スケジュール】 2024.5.7 Tue 5月上旬はゲーム関連の主要な企業が本決算を迎えるタイミングで…
【GDC 2013 Vol.7】グリー傘下・Funzioが語る米国でもソーシャルゲームに必須な「Live Ops」 2013.3.26 Tue グリーが2.1億ドルを投じて2012年に子会社化した米国サンフラン…
ソニーがKADOKAWAを買収協議中との報道―『エルデンリング』のフロム・ソフトウェアなど傘下企業にも注目、KADOKAWAは「当社として決定した事実はありません」とコメント 2024.11.19 Tue