このようにハイエンド機向けの開発環境を一気に飛躍させられるUE4ですが、一方でUEファミリーにはUE3をベースとした無料のゲームエンジン、Unreal Development Kit(UDK)も用意されています。UDKはPCのダウンロードゲームやスマートフォン向けのゲーム開発で使用されており、2010年に公開以来、150万インストールを達成。日本でも話題を呼んだ「インフィニティブレード」や、E3で注目を集めたロボアクションシューティング「HAWKEN」など、数多くのゲームで採用されています。
他にUE4の発表の影に隠れてしまったものの、UE3の健在ぶりも強調。E3でもUE3を用いた新規プロジェクトが「Gears of War:JUDGEMENT」を筆頭に、25本が出展されたそうです。下田氏は「エピック・ゲームズは社内でゲーム開発チームを所有しているからこそ、ゲーム製作の現場で求められるさまざまな機能をゲームエンジンに即座に導入できる」と優位性をアピールしていました。
《小野憲史》