9月19日から幕張メッセで行われている東京ゲームショウ2013では、今回新たに「インディーズゲームコーナー」が設置されました。国内外から18のインディーデベロッパーが集結。全体の様子をレポートするとともに、特に気になったタイトルをピックアップしたいと思います。ビジネスデイの日本からの出展者は5つ。国内クラウドファンディングでの資金調達が話題を集めたチームモンケンの『モンケン』、Game*Sparkでもインタビューを行ったクアッドアローの『EF-12』などが出展しております。さらにSummerTimeStudio、リンクキット、Team Martiniといったスマートフォンゲーム開発しているデベロッパーが目立っています。海外からの出展者では、台湾が6つ、中国1つとアジア圏が多くなっております。中でもKickstarterで9万5千ドルの資金調達に成功した『C-wars』は、滑らかに動くドット絵が特徴の今後のインディーゲームの期待作。開発を手がけるOnipunks Studioは、北京を拠点とする新規デベロッパーです。今回、ショートインタビューを行ったので詳細はそちらでご紹介します。カナダからはSpooky Squid Gamesの『They Bleed Pixels』と個人クリエイターのChristine Love氏の『Analogue: A Hate Story』が出展されています。それぞれSteamなどで既にリリースされ、インディーゲームの世界ではよく知られたタイトルです。今回、日本語版のリリースのプロモーションのためにクリエイターが直接来日しています。スウェーデンから参加したVisiontrick Mediaの『Pavilion』は、アイソメトリックに描かれた美しいグラフィックスが魅力のポイント・アンド・クリック形式のアドベンチャー。既にPlayStation 4/Vitaに向けにリリースされることが決定している期待作であり、そのビジュアルセンスはインディーコーナーでも突出しております。プレイアブルデモが展示されており、テキストを廃したグラフィックスだけの表現は、ミステリアスで神秘的。興味がある方はぜひとも足を運んで、いち早く体験してもらいたいものです。さらにメキシコから参加したXibalba Studiosの『MILIANT』は、アリが主人公の2.5Dプラットフォーム・シューティング。基本は2Dながらも奥行きのあるステージ構成が特徴的であり、本格的なアーケードゲームに仕上がっています。巨大昆虫のボス戦、Co-opモードのマルチプレイ、4つの手に装装備可能な武器(昆虫ならでは!)などがフィーチャーされています。PC向けに開発中であり、現在、Steam上で無料体験版が公開されています。インディーコーナーは非常に小さなスペースでしたが、来場者は多く、活気にあふれていました。来年にも続くのか、期待がかかりますね。
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