世界有数の名門大学である英ケンブリッジ大学の出版局が、学者や専門家によるゲーム音楽の最新調査をまとめた研究本「The Cambridge Companion to Video Game Music」を2021年3月にリリースすることが明らかになりました。
この本は、英ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校や独デュッセルドルフ大学の博士らが編集を担当。学者やゲーム業界の専門家による、ゲーム音楽の包括的で最新の調査を提供することを目的にしているのだそうです。
本の中で研究されているのは、『スーパーマリオギャラクシー』『バスティオン』『The Last of Us』『Kentucky Route Zero』『塊魂』『グランツーリスモ』『テイルズ オブ』シリーズなどのゲーム音楽。心理学、曲の分析、ビジネス戦略、批判についての研究だけでなく、作曲のプロセスやゲーム音楽のコンサートカルチャーについても触れられているとのこと。
本の解説によると、ゲーム音楽は40年以上も前から大衆文化に浸透しており、現在は数十億ものリスナーがいるとのこと。業界で活躍するクリエイターや作曲家、デザイナー、音楽を学ぶ学生や学者にとって重要な資料となるだろうとしています。
「The Cambridge Companion to Video Game Music」は、電子書籍版が3月にオンラインで発売予定、紙の書籍版のリリース日は未定です。