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Epic Gamesによるリアルタイム3D作成ツール「Unreal Engine 5.2」に向けて、DLSS 3用の新たなプラグインがリリースされました。
NVIDIAが提供する「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」は、ディープラーニング技術を活用した画像アップスケーリング技術です。AIが複数の低解像度画像をサンプリングし、前のフレームからのモーションデータとフィードバックも活用しながら高解像度の画像を出力することで、すべてのGeForce RTX GPUの性能を向上させます。
Unreal EngineのYouTube公式チャンネルでは、Epic GamesがNVIDIAの開発者に話を聞くインタビュー動画「Advancements in AI with DLSS 3 in Unreal Engine 5.2(Unreal Engine 5.2におけるDLSS 3によるAIの進歩)」が公開されました。新たなプラグインについて、詳しく語られています。
今日、DLSSに対応したゲームやアプリは300以上におよびます。本日6月22日にリリースされた終末サバイバルゲーム『Forever Skies』とハードコアFPS『Trepang2』がDLSS 2に対応したことで、パフォーマンスを向上させるアップグレードが可能となりました。
Steamでは、2023年秋に正式リリースとなる『Warhaven』のデモ版が6月26日(月)まで配信されています。デモ版はDLSS 2が採用されていますが、正式リリース版はDLSS 3でパフォーマンスをさらに向上させ、NVIDIA Reflexでシステム遅延もより軽減される見込みです。
その他の発売済みDLSS採用タイトルは、DLSS 2に対応した『Land Of The Vikings』、DLSS 3に対応した『Need for Speed Unbound』などが挙げられます。
Epic Games エンジニアリング担当バイスプレジデント Nick Penwarden氏のコメント
NVIDIA DLSS 3は真に優れたフレーム生成技術を導入しています。Unreal Engine 5.2に向けたプラグインは、ゲームの品質とパフォーマンスを高めるためのすばらしい選択肢を開発者に提供するでしょう。