Valveが運営する大手PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」が、インドでブロックされるおそれがあります。
多くのプロバイダがSteamをブロック…
海外メディア・AFK Gamingによると、現在複数のインドのネットユーザーから、プロバイダ(ISP)がSteamへのアクセスを制限しているという報告が寄せられているといい、インド政府がSteamの一部またはすべてのサービスをインド全土で禁止にしようとしている可能性を指摘しています。
この措置ははじめ、西ベンガル州の大手プロバイダ・Alliance Broadbandに限定されたものだと考えられており、同社はブロックについて「政府の命令により禁止されている」と主張していました。
しかしながら現在ではより多くのプロバイダがSteamをブロックし始めており、近いうちにインド全土でSteamが禁止される可能性があるといいます。
Steam全面禁止、一部禁止、対応はさまざま
対応はプロバイダによって異なります。政府系通信会社のBharat Sanchar Nigam Limitedは全面的に遮断しており、他のプロバイダはコミュニティおよびコミュニティマーケットページのアクセスを制限しました。しかしながらAlliance Broadband以外に政府に関する明確な理由は不明であるとのことです。
こうした背景には、政府が複数のゲームを禁止するという対応を取っていることが挙げられるようです。6月14日にラジーブ・チャンドラセカール連邦大臣が話したところによると、「賭けを伴うゲーム」「ユーザーにとって有害なゲーム」「中毒性のあるゲーム」を取り締まることがわかりました。
ここ数日で見られているSteamへのアクセスブロックはこの取り締まりによるものであるという見方が強いながらも政府からの正式発表がなく、インドのSteamユーザーは不満を募らせているようです。