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ドッジボールアクション『ノックアウトシティ(Knockout City)』のマーケティングを担当していたJosh Harrison氏が、Game Developers Conference(GDC)でライブサービスゲームのオフライン版の必要性を訴えたことを海外メディアPC Gamerが報じています。
惜しまれる中サービス終了した『ノックアウトシティ』オフライン版で開発者とユーザー両方が万々歳に
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Velan Studiosが手掛けた『ノックアウトシティ』はドッジボールをテーマにした対戦アクションゲームで、2021年5月にリリースされました。1,200万人以上のプレイヤーを集めた注目作でしたが、持続可能なプレイヤーの獲得と維持が不可能と判断され、2023年6月にサービスを終了しました。
惜しまれる中公式サーバーが閉鎖された同作ですが、サービス終了後もプライベートサーバーでプレイできるスタンドアロン版がPC向けに公式サイトで配信されました。コミュニティによるトーナメント開催などの活動は続いており、メンバーの中にはプライベートサーバーに入りやすくするランチャーを作成した者もいると同氏は述べています。
サービス終了後もゲームを残そうとする想いは他のタイトルでも散見され、昨今では熱烈な有志の手により復活を遂げた『ショーダウン・エフェクト:リローデッド』や、クラウドファンディングによる支援でニンテンドースイッチ版でのリリースも決定した『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』などがスタンドアロン版として登場しています。
同氏は『ノックアウトシティ』のスタンドアロン版については、開発スタジオが閉鎖の危機に瀕していた訳ではなかったためリリースできたという旨を説明しており、開発できるかどうかはゲームとスタジオの状況によると述べています。
いつかはサービスを終了してしまうライブサービスゲームですが、1つのゲームとして残すことができれば開発者とユーザーの両方が安心できるかもしれません。