フランスのユービーアイソフトは7月18日、2024-25年度第1四半期(2024年4月-6月)の業績を発表しました。Net booking(売上に相当)は2億9000万ユーロとなり、当初目標の2億7500万ユーロを上回る好調な結果となりました。
この四半期の特筆すべき点として、コンソールとPC全体でのセッション日数が前年同期比で15%増加し、月間アクティブユーザー数(MAU)も3800万人と7%増加しました。これは主にGames as a Service(GaaS:ライブサービスゲーム)タイトルが牽引したとしています。
新作シューターゲームは5月21日にシーズン0がスタートし、順調な滑り出しを見せています。発売から2週間で1,000万人以上のプレイヤーを獲得し、視聴者数ランキングでトップを記録。プレイヤーからはスリリングで高速なゲームプレイやマップの多様性が高く評価されているとのことです。
また人気タイトル『レインボーシックス シージ』も好調を維持し、セッション日数が前年同期比34%増、プレイヤー1人あたりのセッション日数も18%増と大きく成長しました。
ユービーアイソフトのイヴ・ギユモCEOは「選別的な市場の中で、目標を上回る売上を達成し、我々が正しい軌道に乗っていることを再確認できた」とコメントしています。
今後の注目タイトルとしては、8月30日発売予定の『スター・ウォーズ 無法者たち』と11月15日発売予定の『アサシン クリード シャドウズ』が挙げられます。
ユービーアイソフトは2024-25年度の通期目標を据え置き、これらの新作タイトルの成功に注力するとしています。GaaSタイトルの成長と合わせ、同社の業績回復が継続するか注目されます。