主軸事業のデジタルコンテンツ事業において、一部の大型タイトルを除いて受注が厳しく、海外でも価格の下落が予想を超えるペースで進み、販売計画を大幅に下回りました。これに伴ない、係わるコンテンツ資産の評価減を行うとともに、複数タイトルで発売中止や延期を行ったことで収益を圧迫しました。また、採算性の低い事業や海外事業について見直しを行い、英国の子会社でゲームの販売を行っていたRising Star Games、および音楽制作を行っていたデルファイサウンドを売却します。またアニメ制作のアートランドも減損処理を行い、特損を計上します。
Rising Star GamesはスカンジナビアのBergsalaとの合弁会社ですが、同じくBergsalaと合弁会社Gamebridgeを英国に設立している日本のメーカー・インターグローに全株式を売却します。Gamebridgeは英国で『オーバーターン』(スタジオ/Wiiウェア)、『たたいて!モグポン』(アジェンダ/Wiiウェア)、『侍道3』(スパイク/PS3)などを販売するなど"世界のゲーム会社の架け橋になる"と掲げていて、シナジー効果が期待できそうです。