ケイブが14日発表した平成24年5月期第1四半期の業績は、売上高6億8500万円(前年同期比+4.3%)、営業利益2400万円(△67.4%)、経常利益1700万円(△75.8%)、純利益500万円(△90.2%)と売上は微増ながらも大幅減益となりました。第1四半期の研究開発費は前年同期の4000万円から7400万円と大きく増加。これが利益を押し下げる要因となりました。既にリリースしているタイトルも含め、ケイブでは今期15タイトルの新作を投入予定。グリーとの資本提携も発表済みですが、提携によるタイトルも9作品が予定されています。また、Xbox360向けには初めてアドベンチャーゲームとして『INSTANT BRAIN』を10月に発売します。既存の事業に関しては『しろつく』やMMORPGの『真・女神転生 IMAGINE』が堅調に推移。『しろつく』ではスマートフォン版をリリースしたほか、リアルイベント「しろつく祭り 300万人の夏の陣 in 秋葉原」も実施しています。通期の業績予想は売上高33億円、営業利益3億1000万円、経常利益3億円、純利益1億8000万円を据え置いています。ただし、成長分野への先行投資を行う計画で、通期では開発費が1億円増加し、フィーチャーフォン事業やアーケードゲーム事業を縮小するため2億円の支出を見込んでいるとのこと。
マーベラス、売上下方修正―社長退任へ、IPポートフォリオ再構築が課題【ゲーム企業の決算を読む】 2025.2.12 Wed マーベラスが2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の通…