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イギリスのデジタルエンターテイメント業界団体Digital Entertainment and Retail Association(以下ERA)の年次報告書にて、2022年のイギリス最大のホームエンターテイメント産業がゲームであることが明らかになりました。
海外メディアGamesIndustry.bizによると昨年のイギリスのホームエンターテイメント市場は111億ポンド(約1兆7900億円)で、そのうちの約42%を占める46億6000万ポンド(約7500億円)がゲームによるもので、前年に比べ2.3%の増加だと言います。また、その約90%となる41億7000万ポンド(約6700億円)はデジタル販売によるもので、物理ソフトの売り上げは前年から4.5%下落しているなど、市場のデジタル化がより一層強まっていることが読み取れる結果となりました。なお、今回の報告書は3月に予定されるERAの年鑑に向けた暫定的な数値であるとしています。
他部門との比較では、規模において最大の業界でありながらも、成長率の面では映像業界や音楽業界よりも低い結果となったようです。ERAのCEOであるKim Bayley氏は「ゲームは依然としてエンターテインメント市場の前代未聞のリーダーです。成長率は他部門より低かったものの、その規模は巨大で、イノベーションと興奮を巻き起こすものとしてエンターテイメント業界全体を牽引し続けています。」とコメントしています。