
エレクトロニック・アーツは、開発中だった大規模戦争FPSのモバイル向けタイトル『Battlefield Mobile』の開発中止を発表しました。
本作は『バトルフィールド 2042』と共に発表されたモバイル向け作品で、DICEの姉妹スタジオであるIndustrial Toysがいちから開発していたタイトルです。Android版ストアページによると、優れたチームプレイやコンクエスト、ラッシュやチームデスマッチといったおなじみのモードをプレイできるほか、『3』で登場した「Grand Bazaar」マップが遊べることがわかっています。また、一部地域では昨年11月にオープンベータを開催していました。


発表当初は2022年のリリースを予定していましたが、この度開発の中止が発表。理由については「プレイヤーの皆様の期待に答えるために現在の方向性から転換することを決定した」と述べています。現在『バトルフィールド』のIPは『バトルフィールド 2042』の進化と、将来リリースされる新作のプリプロダクションに取り組んでいるといいます。


『バトルフィールド 2042』はリリース当初よりユーザーからの評価が芳しくなく、一時はSteam版の同時接続プレイヤーが1,000人を切るなど著しく人気が低迷。2023年初頭に掲載した再訪記事では改善点も挙げられているほか、同接プレイヤー数も現在は少し持ち直しており、時折1万人から1万5,000人ほどのプレイヤーを集めています。しかし依然としてピーク時同接数は、『BFV』や『BF1』といった過去作のほうが高いという状況は覆せていません。
最新作が振るわずモバイル版も開発中止となった『バトルフィールド』シリーズは、現在大きなピンチといえる状況に陥っています。今後の同シリーズはどうなっていくのでしょうか。
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