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ゲーム向けの音声・映像ミドルウェアを開発・提供するCRI・ミドルウェア(以下「CRI」)は、自社のミドルウェア製品「CRIWARE」が搭載された自動車の全世界での生産台数が、2023年度通期(2022年10月~2023年9月)で300万台を突破したことを発表しました。
CRIWAREは、ゲーム開発向けのミドルウェア・ブランドとして映像・音声の技術を長年にわたり培ってきました。国内外での採用数は7,000ライセンスを突破し、多くのゲーム開発で活用されています。CRIは、これらの技術をモビリティ向けにカスタマイズし、2017年より「CRIWARE for Mobility」として大手自動車メーカーやサプライヤーに提供しています。
従来、モビリティにおけるサウンドシステムでは、同じ仕様の部品でもサプライヤーごとに開発手法が違うことによって表現に差が生じており、その調整や再開発に工数がかかっていたといいます。CRIは、異なるゲームデバイスで同じ品質のサウンドを再生する技術「CRI ADX」をモビリティ向けに転用した「CRI ADX Automotive」を開発・提供しており、開発環境の違いによる音質や表現の差を均一化し、高品質なサウンド再生を可能にしたとのこと。
同社は他にも、車載HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)のワンストップソリューション「CRI GLASSCO」、ボイスコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」など多彩なソリューションで、サウンドと映像の両面から、モビリティにおける新たなユーザー体験の創出に寄与していくとしています。