マイクロソフトは、2024年第2四半期の決算を発表しました。ビデオゲーム関連に焦点を絞ったハイライトをお届けします。
アクティビジョン・ブリザードの買収による影響は売上高20億8,000万ドルに到達
マイクロソフトの第2四半期の売上高は620億200万ドル(前年同期比18%増)、純利益は218億7,000万ドル(同33%増)でした。
同社は、2023年10月にアクティビジョン・ブリザードの買収を完了しました。「Xboxのコンテンツおよびサービス収入」は前年同期比で61%増加しており、うち55ポイントは買収によるものです。
また、ゲーム部門全体の総収入は前年同期比49%増となりました。アクティビジョン・ブリザードが有していた『Call of Duty』、『World of Warcraft』、『Diablo』などの有力タイトルがファーストパーティータイトルとなった影響が如実に表れています。
アクティビジョン・ブリザード買収による影響は売上高が20億8,000万ドル、営業損失が4億4,000万ドルでした。これにより、ゲーム部門の売上がWindows OSの売上を超過。同社で3番目に大きい部門となりました。
Xboxのハードウェア収入は、ホリデーシーズンにおける割引やプロモーションが功を奏し、前年同期比で3%増加しています。
また、CEOであるサティア・ナデラ氏は決算説明会で今期のXbox、PC、モバイルのMAU(Monthly Active Users/月間アクティブユーザー数)が過去最高の数値を記録したと明らかにしました。
アクティビジョン・ブリザードが2015年に『キャンディークラッシュ』のキング・デジタル・エンターテインメントを買収していたことが大きく、モバイルだけで2億人以上のMAUを獲得したとのことです。