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2024年3月27日、テンセントクラウドを展開するテンセントジャパンは、Intel Corporationとの共催となるイベント「TENCENT CLOUD DAY JAPAN 2024」を開催。GPUクラウドの活用、AI技術による顧客体験の向上、コスト削減と合理化の追求など、幅広いテーマのプレゼンテーションが行われました。基調講演とメディア合同インタビュー、さらに後日実施したメールインタビューの模様をお届けします。
世界が注目する日本のゲーム産業の発展に寄与したい
オープニングを飾るウェルカムトークでは、Vice President of Tencent / President of Tencent CloudのCoby Chiu氏が登壇しました。
1998年に設立されたテンセントは、SNS、ビデオゲーム、モバイル決済、広告などを展開して今では全世界のユーザー数が13億人を超えています。2016年からはテンセントクラウドが海外進出に注力おり、2023年には日本市場での成長率が80%に達しています。
同社は日本でエンタメ、ビデオゲーム、小売り、製造、建築など多くのクライアントと関係を結んでおり、「日本のゲーム市場は世界でもトップクラスで、重要な地位を占めている」と強調しました。
また、テンセントが2023年の上半期に開発した独自の大規模言語AIモデル「Hunyuan(混元)」にも言及がおよび、現在のテンセント社内では400以上のビジネスがHunyuanを活用しているとのこと。今後もより多くの日本企業と連携して、このDXをともに推進することで日本経済の成長・発展に寄与したいと語りました。
テンセントクラウドは「エンタメ業界に一番詳しいクラウドプロバイダー」
続く基調講演では、テンセントクラウドジャパンの代表であるHanson Liu氏が登壇しました。テンセントクラウドはtoBに特化しており、2023年度の売り上げはグループ全体の約30%を占めています。