“悪魔絵師”のゲーム哲学とは? 金子一馬氏がコロプラ採用イベントでトークセッションを実施【現地レポート】 | GameBusiness.jp

“悪魔絵師”のゲーム哲学とは? 金子一馬氏がコロプラ採用イベントでトークセッションを実施【現地レポート】

コロプラの金子一馬氏と角田亮二氏が、ものづくりの姿勢からAIとの向き合い方まで、ゲーム制作における哲学を語り合いました。

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2024年8月9日(金)、コロプラは採用イベント「COLOPL NightTalk ~金子一馬のゲームづくりの神髄~」を開催しました。

イベントには『真・女神転生』シリーズや『ペルソナ』シリーズなどの名作RPGを生み出したのち、2023年からコロプラに所属している“悪魔絵師”ことゲームクリエイターの金子一馬氏が出演。

『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』、『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』などを手がけているリードクリエイター・角田亮二氏、コロプラ取締役兼エンターテインメント本部 本部長の坂本佑氏とゲーム制作のメソッドや哲学を語るトークセッションを実施しました。


「生みの苦しみ」から逃げない ものづくりの姿勢

2008年10月に設立されたコロプラは、創業者である馬場功淳氏が運営していたフィーチャーフォン用位置情報ゲーム『コロニーな生活』から歩みを始めました。

同社は常に最新技術を取り入れながらもの作りに挑戦する「Entertainment in Real Life(エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく)」というミッションを掲げており、その原点には馬場氏の「どんなに苦しくても祖となるコンテンツをつくれる会社であり続けてほしい」というメッセージが込められているといいます。

現在は『白猫プロジェクト』や『ドラゴンクエストウォーク』など人気タイトルに加え、金子氏による完全新規タイトル『project MASK』を含むスマートフォンゲーム5タイトル、コンソールゲームが10タイトル開発中となっています。

来場者に向けた会社紹介が終わると金子氏、角田氏、坂本氏が登壇し、坂本氏による進行でトークセッションが行われました。その模様をお届けします。

世界観やキャラクターを考える時に大切にしていることは

金子僕はイラストレーターであると捉えられがちですが、『デジタル・デビル物語 女神転生II』(1990年にナムコから発売されたファミコンソフト)の頃から、イラストだけではなくゲームのコンセプト・世界観・ストーリーなども考案しています。

それをあまり表立って言ってこなかったのは、(自分が具体的な役職を伏せることで)少しでも名前を出している他のスタッフたちのモチベーションになればと考えたからです。

また、ゲームソフトは商品ですので、売れなければ意味がありません。しかし、いくらよいものを作っても、それが売れるかは運も絡みます。

(世界観などを考えるときに)大切にしていることは「他社のゲームとネタが被っていないか」ということです。幸いにも僕は他の人と好みが異なるので、差別化はしやすかったと思っています。

角田私は世界観設計やキャラクターの考案があまり得意ではないので、私とはゲーム制作へのアプローチが大きく異なりますね。

私は元々3Dグラフィッカーで、コロプラに入社する前はテレビをはじめとする3D映像などを手がけていました。あるときに普及し始めたUnityをさわってみたらインタラクティブな映像を作れるのが楽しくて、ゲーム制作に興味を持ったのがコロプラに入社したきっかけでした。

そういう経緯なものですから、私はまずゲームのコアとなる遊びの部分を考え、それを際立たせるためのキャラや世界観はどのようなものであるかを考えます。世界観やキャラから考案する金子さんは私の憧れですね。

インスピレーションはどこからわいてくるか


《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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