2023年8月に発売された『バルダーズ・ゲート3』を手掛けたLarian StudiosのCEOスウェン・ヴィンケ氏は同作のDLCを開発しない理由について、制作チームがDLC制作を退屈と感じているからと海外メディアGameSpotのインタビューで答えました。
DLC開発は「退屈」―制作チームの満足度も重要

2024年5月に2つの新作タイトルを開発中であると発表したLarian Studios。同年8月のインタビューでは『バルダーズ・ゲート3』のDLCについて言及しており、DLC制作のためにこの先の時間を同じことの繰り返しに費やす価値はないと感じたため開発を取りやめたという経緯が説明されていました。
『バルダーズ・ゲート4』の開発に関しても同じことの繰り返しであるという問題点を解決できなかったため、ヴィンケ氏は魅力的なゲーム制作を実現するために次のステップに進むことを制作チームに提案し、チームも応じたことを明らかにしています。
GameSpotのインタビューで、ヴィンケ氏はプレイヤーとビジネスの満足度は重要ではあるが、制作チームの満足度も重要であると述べました。DLCや続編ナンバリングタイトルの開発を中止した時と同様に、制作側のモチベーションに重きを置く姿勢を改めて見せています。
開発中の新作タイトルにも言及しており、詳細は明かせないものの5年後には間違いなく新作を発表できると思っているとコメント。2つのタイトルを並行して開発するために、プリプロダクションからプロダクションまでの間で停滞しない開発体制を目指している旨を説明しました。
最後のメジャーアップデートとされるパッチ8が配信された『バルダーズ・ゲート3』はPS5/PC(Steam、GOG.com)および海外Xbox Series X|S向けに販売中です。