CRI・ミドルウェアは、同社の主力製品であるオーディオミドルウェア「CRI ADX2」およびムービーミドルウェア「CRI Sofdec2」をウェブアプリケーション向けプラットフォーム「Google Native Client」向けに展開開始しました。「Google Native Client」は、ブラウザ上で高速に動くウェブアプリケーションの開発・実行を可能にする技術。OSに依存せず、CPUが直接解釈・実行できるネイティブコードを、ウェブアプリケーションから安全に実行できるため、CPUの性能を最大限に活用した高パフォーマンスなアプリ開発が可能となっています。Native Client対応の「ADX2」は、多彩なサウンド表現を可能にします。BGMを再生しながら複数のセリフや効果音を同時に再生したり、ゲームの状況に応じてサウンドを動的に変化させたり、サウンドにさまざまなエフェクトをかけるといったことが手軽に実現可能です。一方「Sofdec2」は通常のムービー再生に加え、アルファ(透過)値付きのムービー再生や3Dとムービーの融合といった、ゲームにムービーを重ねたリッチな演出を可能としています。メニュー画面にムービーを重ねたり、立ち絵やカットインアニメーションにムービーを使うといった演出が手軽に実現可能です。他のゲーム機ですでに「ADX2」や「Sofdec2」を利用して開発されたタイトルであれば、そのままブラウザ向けに展開することも容易となっています。CRI・ミドルウェアは、Native Client版「ADX2」「Sofdec2」のデモをウェブサイトでも公開中。インタラクティブに変化するサウンドや、ムービーを活用した特殊な演出の様子が、ブラウザで確認可能となっています。
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