専用サウンドオーサリングツール「CRI Atom Craft」を「CRI Atom Craft V2」にメジャーバージョンアップし、「イベント機能」と「スイッチ機能」を追加するとともに、多人数開発をサポートします。
新たに搭載される2つの機能「イベント機能」と「スイッチ機能」は、より高いレベルの制御を可能にし、プログラマの負担を減らすとともに、サウンドデザイナーに多彩なサウンドの表現手段を提供するものです。従来の手法では、キャラクターのAction(動作)にともなうサウンドの再生開始や停止、ステージやシーンなどのState(状況)切り替えにともなうサウンドのパラメータ変更は、プログラマ側(アプリケーション側)で直接的に制御していましたが、これらのサウンド制御がサウンドデザイナー側(CRI Atom Craft V2)で可能となります。プロジェクトの開発スタイルによって、サウンドデザイナー側ですべての設定を行うか、プログラマ側と調整しながら開発を進めていくのかを選択することも可能です。
また「CRI Atom Craft V2」では、1つのプロジェクトを「ワークユニット」という単位で複数に分割し、各担当者が独立して作業を行えるようになります。従来、1プロジェクトに対して1つであったユーザーフォルダが、複数のワークユニットに分割して作業を行えるようになり、担当者ごとの個別作業がやりやすくなるとともに、マテリアル(サウンド素材)もワークユニットごとの管理が可能となっています。「プロジェクト設定」「全体設定」をファイル化して保存することも可能です。また、「Apache Subversion」「PERFORCE」といったバージョン管理ツールと連携し、誰がいつファイルを更新したのかを明確に把握できるようになります。