及川: 反響は大きかったですね。仕事柄、よくゲーム会社にお邪魔するのですが、行く度に「ADX2 LE」は話題になりました。また、Global Game Jam向けに特別版をご用意して、開催に先立ってワークショップを3日間実施したのですが、嬉しいことに満席になりました。参加者もゲーム会社の方だけでなく、学生さんや、更にはゲームとは全く関係ない職種の方まで幅広く、潜在的なゲーム開発者というのはかなりいらっしゃるんだろうなと実感しました。Global Game Jamでも3チームで実際に採用していただき、有り難かったですね。
櫻井: 偶然にも今年のGlobal Game Jamはゲームのテーマとして音声ファイル(心音のように聞こえるもの)が提示され、「ADX2」の採用の有無は抜きにしても音にフォーカスしたチームが多かった印象です。採用いただいた3チーム以外にも使用を検討されたチームはあったようですが、48時間という限られた時間の中で、余り親しんでないツールを採用するリスクも考えられたようです。それでも、実際に使っていただいたチームはインタラクティブミュージックなど高度な使い方も想定されていて、提供した側として嬉しかったです。私も当日は八王子会場にお邪魔して、サポートメンバーとして採用してくれたチームの手助けを行なっていました。使っている現場に接することで、どういったものが求められるのか、ドキュメントやサンプルはどの程度必要かなどとても勉強になりました。