
Brave groupは、東京理科大学と資本業務提携を行い、ファンダムエコノミーおよびeスポーツに関する共同研究を開始することを発表しました。
Brave groupはグループ会社を通じて、VTuberグループ「ぶいすぽっ!」やバーチャルミュージックレーベル「RIOT MUSIC」、eスポーツスクール「CR Gaming School」など、VTuberおよびeスポーツ関連事業を展開しています。
リリースの中で同社は、VTuberをはじめとするIPを取り巻くファンダム(ポップカルチャーやスポーツ等の熱心なファン/フォロワー集団)は、「公式動画の切り抜きやファンイラスト作成といった二次創作活動をはじめ、『消費者』ではなく『参加者』として行動し、その経済圏を盛り上げ」ていると分析。また、VTuber・eスポーツはともに急速に市場が拡大しており、関連するビジネスも活発になっている領域です。
今回、同社のシリーズDファーストクローズの資金調達における投資家のひとつである東京理科大学イノベーション・キャピタルの資金提供のもと、東京理科大学経営学部 国際デザイン経営学科 柿原正郎教授らの研究グループと共同研究を実施することを決定しました。
(1)国内VTuberオーディエンスの定量調査と(2)プロゲーマーとその周辺環境に関する調査・分析を通じて、IP/eスポーツ事業を中心としたさまざまな周辺データを複合的に分析することにより、事業成長、市場成長に寄与するような戦略立案に活用していくとしています。
東京理科大学 経営学部 国際デザイン経営学科 柿原正郎教授 コメント

この度、東京理科大学から資本参加させて頂くご縁で、Brave group様と産学連携共同研究プロジェクトをスタートすることとなり、大変嬉しく思っております。ゲーム・esportsを軸としたファンダムエコノミーは、いまもっとも活気がありビジネス的にも注目されているエンターテイメント領域のひとつです。競技としてのゲームであるesportsに本気で取り組むプロゲーマー、ゲーム実況配信のなかで本気でゲームに取り組む姿で多くの人々を魅了するVTuber、そしてそうした本気でゲームに取り組む人々に熱狂し応援する視聴者。ユーザー行動分析に長年取り組んできた私の知見を活かして、それらの人々の行動や態度を定量的に把握し、熱狂のメカニズムを実証的に解明することがこのプロジェクトの目的です。研究成果は今後さまざまな形で公開・共有していきたいと思いますので、ぜひご期待ください。
Brave group 代表取締役 野口圭登氏 コメント

この度、東京理科大学の柿原正郎教授と貴重なご縁があり、VTuberおよびesports分野における共同研究をスタートすることとなりました。学術的なアプローチでのデータ解析は初の試みであり、非常にわくわくしております。
弊社の事業成長だけでなく、市場の成長に繋がるような仮説およびファクトを導き出し、市場、そして社会に還元できれば幸いです。
弊社は今後も、国内外でのアライアンスを強化し、事業の圧倒的な成長を図って参ります。
Game & Co. 取締役 久保敦俊氏 コメント

この度、東京理科大学とesportsに関する共同研究が立ち上がったことを、大変有意義であると感じています。
これからのesports市場において、事業成長と市場拡大のためにはデータを活用した戦略立案は不可欠と考えています。
弊社の持つアセットやesports領域に関する知見を活用し、データアナリティクスにおいて深い知見を持つ東京理科大学の柿原正郎教授との共同研究を通じて、これからのesports市場に必要なデータを調査・分析することを目指します。
未来のesportsシーンのため、本共同研究に取り組んで参ります。