ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】

「にじさんじ」を運営するANYCOLORは、2025年4月期第2四半期累計(2024年5月1日~2024年10月31日)の売上高が計画を下回りました。

企業動向 業績
ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】
  • ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】
  • ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】
  • ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】
  • ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】
  • ANYCOLORの成長戦略に試練―グッズ販売で未発送残高が5億円増、イベントで巻き返しへ【ゲーム企業の決算を読む】

「にじさんじ」を運営するANYCOLORは、2025年4月期第2四半期累計(2024年5月1日~2024年10月31日)の売上高と営業利益が計画を下回りました。

グッズの発送の遅延が発生し、未発送残高が増加。翌四半期以降への繰り延べが発生しました。

ANYCOLORは度重なる上方修正で株高を誘引。グロース市場への上場からわずか半年後にプライム市場への市場区分変更申請を行うなど、注目の銘柄の一つでした。

しかし、2024年4月期(2023年5月1日~2024年4月30日)からは計画未達が目立つようになっています。

グッズ販売における運営体制の適正化は不十分だった?

2025年4月期第2四半期累計の売上高は前年同期間比12.0%増の173億4,100万円、営業利益は同4.3%増の67億6,100万円でした。ANYCOLORの期初予想では、上半期の売上高は180億円、営業利益は71億円としていました。売上高は3.7%、営業利益は4.8%下振れています。

第1四半期(2024年5月1日~2024年7月31日)も計画を下振れていました。ANYCOLORはその際もグッズ発送スケジュールの遅延が発生しており、数億円程度が翌四半期以降に繰り延べられることが一因であると説明していました。

第2四半期においても同様の遅延が発生。管理不足、製造会社からの納品スケジュールの遅延、販売開始時期の異なる商品の同時購入などにより、ユーザーが購入した商品のうち未発送残高が増加傾向にあるといいます。

第1四半期で遅延した分は第2四半期で概ね発送されたものの、さらなる繰り延べが発生しました。未発送残高は前期末(2024年4月30日)比でプラス5億円。


《不破聡》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら