『インフィニティニキ』は中国のゲーム開発会社Papergamesが制作した"ニキシリーズ"の第5作目。2022年の初公開から2回のCBTを経て、主人公“ニキ”の誕生日である12月5日にグローバル市場でリリースされました。
本作は着せ替えゲームとオープンワールドRPGを融合させた独創的なゲームプレイを特徴とし、制作には『ゼルダの伝説』の開発で知られる日本の著名なプロデューサー冨永健太郎氏をはじめ実力派クリエイター陣が参加。またUnreal Engine 5で開発されたマルチプラットフォームに対応できる作品として注目を集めました。
事前登録では3,000万人以上を集め、事前ダウンロード開始後6時間で日本を始めとした全世界34地域で無料ダウンロード1位を獲得しました。リリース初日の全プラットフォーム売上は2,000万元(約4億円)を突破との情報(※1)も。売上の大半はPC・PS版に集中し、中国国内PC版が50%以上、海外のPS+PC版が80%を占めるなど、マルチプラットフォーム展開での戦略が功を奏しています。
本記事では、『インフィニティニキ』のスマホ版にフォーカスし、シリーズの原点である中国市場においてどのようなマーケティング戦略を展開し、どのようなマネタイズスキームで運営されているのか、さらにどのような評価を受けているのかを分析、またランキング推移や今後の動向についても深堀りします。

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中国市場特有のマーケティング施策
Papergamesは『インフィニティニキ』のグローバル市場展開を視野に入れ、特に中国市場において大規模なプロモーションを実施しました。中国市場では人気SNSやショート動画アプリに多数の動画広告を出稿するとともに、Apple専門店と提携したオフラインでの露出や異業種コラボなど多彩なプロモーションを展開。その規模から、宣伝費は億単位に上ると推測されます。