カプコンは7月29日、2025年3月期第1四半期(2024年4月~6月)の連結決算を発表しました。売上高は295億9,700万円(前年同期比32.5%減)、営業利益は128億8,900万円(同46.4%減)、経常利益は134億8,700万円(同47.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は99億7,500万円(同45.1%減)となりました。
減収減益となった主な要因は、前年同期に発売した大型タイトル『ストリートファイター6』の反動減によるもの。しかし、会社側は「計画を上回る進捗」としており、通期業績予想に変更はありません。
デジタルコンテンツ事業では、PS4版を6月に発売した『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』が累計200万本を販売。『モンスターハンター』シリーズの全世界での累計販売本数が1億本を突破するなど、ブランド価値向上に貢献しました。
その他事業では、社内組織の統合によりeスポーツとライセンスビジネスの連携を加速。『ストリートファイター6』において、決勝大会「CAPCOM CUP 11」への出場権をかけた「CAPCOM Pro Tour 2024」の開催やサウジアラビアで開催されている「Esports World Cup」での採用などの盛り上がりを見せています。
カプコンは今後も、デジタル販売の強化やeスポーツ展開、アミューズメント事業の効率化などにより、収益性の維持・向上を目指す方針です。