ゲームやストリーミングに関するデータ分析を行うStream Hatchetは、2024年第3四半期のゲーム/eスポーツ配信市場に関する調査レポートを発表しました。
調査によると、2024年第3四半期のeスポーツコンテンツの総視聴時間は6億6,800万時間を記録し、前年同期比8%の増加となりました。
主にこの成長を牽引したeスポーツ大会は、『モバイルレジェンド: Bang Bang』の「MPL Indonesia Season 14」と『リーグ・オブ・レジェンド』の「LCK Summer 2024」で、視聴時間はそれぞれ6,800万時間、6,200万時間となりました。
また、『モバイルレジェンド: Bang Bang』の「Mid Season Cup」が同時視聴者数230万人を達成し、モバイルeスポーツの人気の高まりを示したほか、サウジアラビアで開催された「Esports World Cup」は、DAZNをはじめとする各種プラットフォームで配信され、22部門で総視聴時間1億300万時間、最高同時視聴者数280万人を記録しています。
MOBAジャンル全体では前年同期比28.4%の成長を記録。特に『モバイルレジェンド: Bang Bang』は前四半期比21%の成長を達成しました。
プラットフォーム面では、全体に占めるTwitchの割合が前年の71%から61%に低下する一方、YouTube Gamingが22.9%でシェア2位を維持。新興プラットフォームのKickも6.3%のシェアを獲得し、eスポーツ配信の新たな選択肢として存在感を示しています。
Stream Hatchet公式サイトから無料でダウンロードできるレポートでは、ゲーム配信全体の動向や人気タイトル、ストリーマー等に関する詳細な分析が行われています。