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Sensor Towerが2024年第2四半期のモバイルアプリ市場に関する調査レポートを発表しました。
レポートによると、モバイルゲーム分野における第2四半期消費者支出ランキングのトップ5には、前四半期と同じタイトルが並びました。『MONOPOLY GO!』が首位を維持し、その消費者支出は第1四半期の記録的な数字からやや減少したものの、依然として単一のモバイルゲームとして四半期ベースで史上3番目の高さを記録しています。2位以降は、『Honor of Kings』『ロイヤルマッチ』『Roblox』『キャンディークラッシュ』が続いています。
新作では、5月に中国のiOSで配信された『Dungeon & Fighter』が消費者支出ランキング7位に入りました。同ゲームの支出の約99%が中国市場によるもので、残りは韓国市場でした。また、Supercell社の新作『スクワッド・バスターズ』は5月末のグローバルローンチ後、ダウンロード数ランキングで6位を獲得しました。
ジャンル別では、戦略、RPG、アクションゲームが消費者支出の成長を牽引。RPGジャンル全体の支出は前年同期比15%減少したにもかかわらず、『鳴潮』と『AFK:ジャーニー』という2つの新作RPGが特に成功を収めています。
カジュアルゲーム市場では、スーパーマーケットシミュレーターやスクリューパズルなどのゲームが、インド、ブラジル、インドネシアなどAndroidが主流の市場で人気を集めました。
広告戦略面では、テンセント傘下のSupercell社が『スクワッド・バスターズ』のローンチに合わせて大規模なキャンペーンを展開しました。テンセントは、2024年第1四半期には米国のデジタル広告支出ランキングで100位以下でしたが、第2四半期には15位まで上昇しました。『Squad Busters』の広告支出の70%以上がYouTubeに向けられ、残りはInstagram、TikTok、Snapchatなどのソーシャルメディアに配分されました。また、Supercellは『ブロスタ』の広告にも第2四半期に大きく投資を増やしました。
レポートの全文は、Sensor Towerの公式サイトから無料でダウンロード可能です。