
Sensor Towerは2024年7月17日、最新レポート「2024年世界のモバイルゲーム広告動向インサイト」を発表しました。
2024年上半期、アメリカ市場におけるモバイルゲーム広告支出は6.5億ドルを突破しました。その内訳を見ると、モバイルストラテジーゲームが35%、RPGが28%を占めています。同期間中、モバイルストラテジーゲームのIAP収益は20億ドル、広告ROIは9.3に達し、モバイルRPGの収益は12億ドルに迫り、広告ROIは7を超えました。

特筆すべき成功例として、Scopelyの『MONOPOLY GO!』が挙げられます。2023年4月のリリース以来、デジタル広告配信を強化し、2024年6月現在、アメリカにおける同作のデジタル広告総支出は1億ドル、累計IAP収益は22億ドルに達し、広告ROIは22という驚異的な数字を記録しています。
一方、韓国市場では、Netmarbleの『俺だけレベルアップな件:Arise』が注目を集めています。韓国発の人気Web漫画を原作として2024年5月にリリースされたこのゲームは、韓国のAdMob、YouTube、Facebookなど複数のプラットフォームで広告SoVのトップを獲得。リリースから約1ヶ月で全世界累計収益8,000万ドルを突破しました。

レポートでは、さまざまな言語にローカライズされた広告クリエイティブが、世界の市場における同作の成功に寄与していると指摘しています。

日本市場では、バンダイナムコエンターテインメントの『学園アイドルマスター』が注目を集めています。5月16日のリリース以降、主にバナー広告にて美しいキャラクターとビジュアル効果を打ち出したことが奏功し、YouTubeプラットフォームにおけるモバイルゲーム広告SoVの上位を獲得。リリース後わずか2週間で160万ダウンロードを超えました。


レポート全文はSensor Tower公式サイトにてダウンロードすることができます。