2024年韓国のモバイルゲーム市場は『ラッキー傭兵団』が牽引―Sensor Towerのレポートより | GameBusiness.jp

2024年韓国のモバイルゲーム市場は『ラッキー傭兵団』が牽引―Sensor Towerのレポートより

韓国のモバイルゲーム市場ではRPGとストラテジーが大きな存在感を発揮することが、さまざまなデータであらためて示されました。

市場 市場動向
2024年韓国のモバイルゲーム市場は『ラッキー傭兵団』が牽引―Sensor Towerのレポートより
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Sensor Towerは、2024年の第1四半期から第3四半期までの韓国モバイルゲーム市場に関するレポートを無料で公開しました。本稿では、一部を抜粋したハイライトを紹介します。

2024年第3四半期はダウンロード数が前期比17%増

2024年の韓国モバイルゲーム市場は安定した成長をしており、第3四半期のダウンロード数は前期比17%増の1.3億弱となりました。第1四半期から通して見ると、総ダウンロード数は3.5億に達しています。また、第3四半期のIAP収益は前期比3%増で、約12.4億ドルとなりました。

ジャンルではRPGのほか、ストラテジーゲームが躍進

個々のタイトルやジャンルを見ていくと、『リネージュM』を始めとするRPGは常に高い収益力を発揮するジャンルで、1月から10月までの収益が21億ドル超となりました。モバイルゲーム全体の52%を占める数値です。

他に存在感を発揮しているのは、ストラテジーゲームとパズルゲームです。ストラテジーは収益が前年同期比69%増となっており、『ラストウォー:サバイバル』、『ホワイトアウト・サバイバル』、『ブロスタ』、『ラッキー傭兵団:協力ディフェンス』が多くのプレイヤーを呼び込みました。

『ラッキー傭兵団』は韓国パブリッシャーの「111%」による新作で、2人協力型のタワーディフェンスストラテジーです。リリースから5カ月となる10月時点でダウンロード数460万、IAP収益4,700万ドルを記録しており、韓国は同作のグローバル展開における総ダウンロード数の68%、IAP総収益の82%を占める主要市場が形成されています。

パズルは韓国市場において最大のダウンロード数を誇るジャンルで、1月から10月までで前年同期比7%増となる8,800万ダウンロードを記録しました。市場全体の23%を占める数値です。

収益/ダウンロード数両方で強いのは『ラストウォー』と『キノコ伝説』

日本で1月から3月までTVアニメが放送された『俺だけレベルアップな件』を題材としたゲーム『俺だけレベルアップな件:Arise』も、新作ゲーム収益ランキングトップ10を賑わせました。Netmarble Gamesが5月上旬にグローバルリリースした同作は、半年の間に全世界で1.4億ドルの収益を記録。韓国においても全体の約32%となる4,500万ドル超の収益を上げ、同期の韓国モバイルアクションゲーム収益ランキングでトップを飾りました。

2024年1月から10月までを通して見てみると、突出した実績を収めたのは『ラストウォー:サバイバル』と『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』です。『ラストウォー』は2023年8月にリリースされたストラテジーゲームで、1月から10月までにおける韓国での収益は前期比330%増の2.5億ドルを記録。

Joy Net Gamesによる放置RPG『キノコ伝説』も同期間における収益が1.4億ドルに到達し、同作の世界総収益の31%を占めるヒットとなりました。

《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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