ファッションブランドでゲーミングコミュニティとのつながりを強化…eスポーツビジネス事例を学ぶ【アパレル編】 | GameBusiness.jp

ファッションブランドでゲーミングコミュニティとのつながりを強化…eスポーツビジネス事例を学ぶ【アパレル編】

特にゲーム/eスポーツコミュニティをメインターゲットとした「アパレル」の分野について、代表的な取組みを紹介します。

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ファッションブランドでゲーミングコミュニティとのつながりを強化…eスポーツビジネス事例を学ぶ【アパレル編】
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本誌e-Sports Business.jpでは、eスポーツ領域で新しいビジネスを展開しようとするマーケターや新規事業担当の方に向けて、eスポーツビジネスの事例を発信しています。今回は、特にゲーム/eスポーツコミュニティをメインターゲットとした「アパレル」の分野について、代表的な取組みを紹介します。

VAULTROOM

「VAULTROOM(ボルトルーム)」は、東京と福岡に拠点を構える招待制のゲーミングコミュニティ。人気ストリーマーなどを招待した不定期コミュニティ大会「VCC」や、人気eスポーツチームCrazy Raccoonと共同で『Rust』『グランド・セフト・オートV』といったタイトルで実施してきたストリーマー専用サーバーイベント「VCR」などがゲーマーの間で大きな注目を集めました。

そんなVAULTROOMは、さまざまゲームタイトルやアーティスト、VTuberなどとコラボレーションしたアパレルなどを展開しており、数量限定で販売される商品は販売開始後数分で売り切れてしまう人気ブランドでもあります。

さらに2024年8月5日、VAULTROOMは公式Xにて、実店舗を8月9日(金)よりオープンすることを発表。あくまでコミュニティとして、「スケールすることを目指しているわけではない」とも語られていますが、国内のゲーマーシーンを語るうえで欠かせない存在となっているのは間違いないでしょう。


+1F

「+1F(プラスワンフレーム)」は、「格闘ゲーマーのためのアパレルブランド」として、格闘ゲームをモチーフとしたアパレル商品を展開しています。

公式サイトでは、運営企業としてCELLORBの社名が確認できます。同社は、プロeスポーツチームを運営する「VARREL」と、格闘ゲームイベントなどを運営する「TOPANGA」が経営統合して設立した新会社。国内の格闘ゲームコミュニティを古くから支えてきた同社の新たな取り組みのようです。

e-Sports Business.jpでは先日、CELLORBのトップ2名にインタビューを実施しました。こちらもあわせてご覧ください。


REJECT、FENNEL

プロeスポーツチームの中にも、独自のアパレルブランドを運営している企業があります。

REJECTは、2021年9月にオリジナルアパレルブランド「REJECT」の展開をスタート。ファッションデザイナー中嶋峻太氏をディレクターに迎え、ミリタリーウエアをベースにした機能的でモダンなデザインのアイテムを展開しています。

(プレスリリースより引用)

REJECTは、同アパレルブランドのスタートと同時に、活動拠点となる「REJECT GAMING BASE」を設立。2024年7月にはストリーマーやプロ選手などが交流する場として、コミュニティスペース「REJECT HUB」 をオープンするなど、ブランディングやコミュニティ貢献に力を入れています。

eスポーツチーム「FENNEL」も、2022年にオリジナルアパレルブランド「FNNL」を立ち上げました。ディーゼルとのコラボやポップアップストアの展開など、ファンエンゲージメントを高める取組みを行っています。

事業を多角化しつつ、ファンコミュニティとの繋がりを強化するという意味で、eスポーツチームにとってアパレルは重要な分野のひとつとなっているといえるでしょう。

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