一般社団法人日本NFTツーリズム協会は2025年3月13日に「Japan Tourism NFT Awards 2024」を開催しました。本イベントは、観光分野において顕著な結果を残している、または新たな可能性を示しているNFTプロジェクトを表彰し、広く情報を発信することを目的としています。
今回のアワードは、GMOインターネットグループの東京オフィスとオンラインのハイブリッド形式で実施されました。5つの部門で計10の事業者によるファイナルピッチが行われ、グランプリとゴールド賞（準グランプリ）が決定しました。
今回の受賞プロジェクトには、NFTを活用した地域プロモーション、観光資源のデジタル化、インバウンド促進など、多岐にわたる取り組みが含まれています。
例えば、「誘客・プロモーション部門」のグランプリを受賞した株式会社エイチ・アイ・エスと株式会社ガルシスによる「Travel and Snap to Earn」は新しい写真体験を提供しており、「これまで写真を撮ることを趣味にしていなかった層を獲得して、移動させることに成功している」と評価されています。
ほかにグランプリに選ばれた企業は、「関係人口、第2のふるさと、DAO部門」がNOT A HOTEL DAO株式会社、「体験価値、フィジタル部門」がKDDI株式会社と株式会社SAGOJO、「地域資源部門」がMikoSea株式会社とオートレース宇部レーシングチーム、オープンカテゴリー部門が株式会社Fosun Real World Assetとなっています。
日本NFTツーリズム協会の代表理事である岩下拓氏は、「本アワードを通じて、ツーリズム×Web3/NFTの事業領域における多様な活用価値や可能性を、多くの方と共有できたことを嬉しく思います」とコメントしました。
観光庁も後援するこのイベントは、国の成長戦略としてのWeb3推進の流れに沿ったものとなっています。NFTやブロックチェーン技術の観光産業への応用は、地域活性化や新たな観光体験の創出、インバウンド促進などに大きな可能性を秘めています。今後、観光産業においてもWeb3技術が日常的なツールやインフラとして広がっていくことが期待されます。
