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フルサーバーレスキャッシュ管理サービスを提供するMomento(モメント)は、海外初の拠点として日本でのオフィス開設を発表しました。
元NASAやAWSのベテランによるサーバーレスキャッシュサービス
アメリカのスタートアップである同社は、元NASAのエンジニアで、AWSでDinamoDBに携わっていた経験も持つKhawaja Shams(カワジャ シャムス)氏と、氏のAWS時代の同僚であるDaniela Miao(ダニエラ ミアオ)氏が2021年に立ち上げたスタートアップ企業です。
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従来のキャッシュサーバーは導入までに開発などの手間がかかるうえ、多くのアクセスが見込まれるアプリやゲームに導入する際は余裕を持たせた多くのサーバーをあらかじめ設置しておく必要があります。
Momentoはアクセス数に応じて適宜スケールイン/スケールアウトされるだけでなく、料金もそれに応じて変化する従量制を採用。サーバーレスであるため、設置やメンテナンス対応なども不要であるためコストを抑えやすくなっているのが強みです。
日本市場により一層コミットするためオフィスを設立
メディア向けの発表会では、日本オフィスのカントリーマネージャーに就任した中川誠一氏が登壇しました。
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中川氏は、Momentoは開発者がサーバーに関することに煩わされることなく開発に専念できるよう「容易性」、「高速化」、「安全性」、「信頼性」にこだわったソリューションであると紹介。日本進出の理由は日本コミュニティのさらなる活性化や、直接の手厚いサポートを行うためであるとしました。
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日本での戦略は中川氏、プロダクトヘッドのTony Valderrama氏、CEO室 室長のサープ恵里花氏が牽引します。
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Valderrama氏は日本オフィス設立を機に日本へ移住し、カスタマーの意見をプロダクトに直接反映していく体勢を整えたとコメント。サープ恵里花氏は、Nintendo of Americaでバイリンガルプロジェクトコーディネーターなどを務めた経験を持っています。
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また、AWS Partner、クラスメソッド、アイレット、Cloud Partnerとパートナーシップを締結しており、Momento導入時と導入後のサポートやライセンス販売などを共に展開していきます。
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日本でもサイバーエージェントやHTBなど複数企業が導入済み
Momentoは国内でもすでに導入している企業が複数あり、コーポレートサイトではサイバーエージェント、HTB(北海道テレビ放送)、ZigZaGameなどの導入事例が紹介されています。
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HTBはオンデマンドサービスのスパイクアクセスを軽減するために採用し、設計から本番導入までを3週間で完了。スパイク時の負荷を吸収し、さらに遅延を4分の1に抑えたことが紹介されています。
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モバイルゲーム会社のZigZaGameはゲーム内チャットサービスの負荷を軽減するために採用し、導入前と比べてインメモリデータストアの総所有コストを30%削減したとのことです。
2024年上半期から新たなソリューションを提供予定
Momentoはサーバーレスキャッシュサービス「Momento Cache」に加え、チャットサービスやメッセージ通知のようなリアルタイムデータ通信に向けた低遅延pub/sub(パブリッシュ/サブスクライブ)サービスの「Momento Topics」を展開中です。
さらに、2024年上半期には3つ目のソリューションとなる「Momento Storage」がローンチ予定です。Gatewayレイヤーとキャッシュレイヤーを一括で管理できるストレージサービスで、詳細は後日あらためて発表されるとのことです。
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