日本でもアプリ外課金をしやすくなる?KLabが運用方法と導入事例を紹介【CEDEC2024】 | GameBusiness.jp

日本でもアプリ外課金をしやすくなる?KLabが運用方法と導入事例を紹介【CEDEC2024】

2025年末までに国内で施行予定の「スマホソフトウェア競争促進法」が、日本市場にもアプリ外課金の可能性をもたらすかもしれないと強調しました。

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2024年8月21日から23日にかけて、パシフィコ横浜ノースで日本最大級のゲーム開発者向け技術カンファレンス「CEDEC2024」が開催されました。本稿では、KLabの西岡修一郎氏によるセッション「モバイルオンラインゲームのアプリ外課金の導入と運用方法について」のハイライトをお届けします。

DMA施行により外部Webサイトでの課金が選択肢に浮上

2023年にEUでDMA(デジタル市場法)が施行されたことを受け、今日のモバイルゲームでは、プラットフォームを介さずにユーザーへ課金機能を提供する「アプリ外課金」の導入事例が増えています。

App Storeのプラットフォーム手数料は、30%から17%+決済手数料3%に下がりましたが、初回インストール件数が年間100万件を超えるとさらに「コアテクノロジー手数料」が発生するため、規模の大きいゲームであるほど、手数料はそこまで安くなってはいません。

そこで新たな選択肢として浮上するのが、ゲーム内通貨などの商品をアプリ外のWebサイトで購入する「アプリ外課金」です。具体的には、ユーザーがサイトを訪れてゲームと同じIDでログインし、そこで決済を行うことでゲーム内に購入した商品が付与される仕組みとなります。西岡氏は、アプリ外課金を実装する際のメリットとデメリットをそれぞれ紹介しました。

アプリ外課金をすると手数料率が約26.5%改善

アプリ外課金の大きなメリットは、手数料が激減することです。クレジットカートの手数料は3.5%前後なので、アプリ内で販売するときと比べると手数料率は約26.5%近く改善できます。

手数料率が改善することでアイテムをアプリ内よりも安価に安価に販売できるだけでなく、クーポンなどの提供も可能になり、ユーザーとのエンゲージメントがより高まります。

プラットフォームの規約によるデメリットも存在


《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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