株式会社ドリコムは、同社が保有するWizardry IPを活用したWeb3プロジェクト「Wizardry BCプロジェクト」において、メッセンジャーアプリ向け新規タイトル『Twelve Goblins - Wizardry BC -』の開発を発表しました。
本タイトルは、現在ZEAL NOVAより配信しているブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -（エクウィズ）』のデザインアセットを活用したゲームです。メッセンジャーアプリTelegramおよびLINE上で提供されるアプリゲームとして企画しており、『Eternal Crypt - Wizardry BC -』と共に「Wizardry BCプロジェクト」全体の発展とエコシステムの拡大を目指します。
『Twelve Goblins』は、Telegram Mini Appsにて2024年12月にα版のリリース、LINE Mini Dappにて2025年第1四半期にリリースを予定しています。多くのユーザーを抱える2つのプラットフォームにて展開することで、「Wizardry BCプロジェクト」のもとで提供されるゲームと関連トークンのエコシステムの拡大を目指します。
ドリコムは本タイトルの開発背景として、ブロックチェーンゲームなどのWeb3プロジェクトではマスアダプションによるユーザーベースの獲得が重要な課題となっている点を説明しています。メッセンジャーアプリ向けゲームは、個別のゲームアプリのダウンロードや煩雑なユーザー登録をすることなく、手軽にプレイでき、ブロックチェーン技術を活用したゲームへのハードルを最小限にできるのが特徴です。
「Wizardry BCプロジェクト」は、『Eternal Crypt』や『Twelve Goblins』のようなゲームIPを起点とし、ブロックチェーンゲームを中心とした経済圏を構築します。IPコンテンツとしての多角展開とその特性を最大限に活かしたマーケティング施策の実施、またコミュニティを通したユーザーエンゲージメントの向上を実現することで、ゲームエコノミーと外部収益性の接続を実現し、経済圏の継続的な成長を目指します。独自トークン「Blood Crystal（$BCトークン）」については、『Twelve Goblins』においても連携を検討しているとのことです。
ドリコムは、9.5億人以上のグローバルユーザーへリーチするTelegramと、アジアのユーザーに強い親和性を持ち1.96億人が利用するLINEという2つの世界的なSNSプラットフォーム上で展開することにより、『Twelve Goblins』を入口として、「Wizardry BCプロジェクト」全体のユーザーベース拡大を目指す計画です。Web3ゲームの新たな展開として、業界関係者からも注目を集めそうです。
