新作『エルゴスム』で問われるgumiの真価―トークン評価益で収益化も、サービス品質との両立が試金石【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

新作『エルゴスム』で問われるgumiの真価―トークン評価益で収益化も、サービス品質との両立が試金石【ゲーム企業の決算を読む】

gumiが注力しているブロックチェーン事業が収益化のフェーズに入ってきました。

企業動向 業績
新作『エルゴスム』で問われるgumiの真価―トークン評価益で収益化も、サービス品質との両立が試金石【ゲーム企業の決算を読む】
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gumiが注力しているブロックチェーン事業が収益化のフェーズに入ってきました。

2025年4月期第2四半期累計(2024年5月1日~2024年10月31日)の同事業の売上高は前年同期間の4.5倍となる12億4,100万円、1億4,300万円の営業利益(前年同期間は9億4,000万円の営業損失)を出しました。2Q単体(2024年8月1日~2024年10月31日)の営業利益は8,400万円で、1Q(2024年5月1日~2024年7月31日)比で1.4倍。

ただし、増益はブロックチェーンゲームの基盤となるトークンの評価益に支えられているのが実情。安定成長への道筋を描けるかが今後のポイントとなります。


9年近く運営した『誰ガ為のアルケミスト』もサービス終了

2025年4月期第2四半期累計期間におけるgumiの売上高は前年同期間比6.1%減の54億9,400万円、1億7,900万円の営業利益(前年同期間は19億7,100万円の営業損失)を出しました。gumiは「モバイルオンラインゲーム事業」と「ブロックチェーン等事業」(以下ブロックチェーン事業)の2つを軸に展開しています。

決算説明資料より筆者作成

今年6月に修正中期経営計画を発表。モバイルオンラインゲーム事業は『アスタータタリクス』の売上が想定よりも伸びなかったことなどを理由とし、オリジナルタイトルの当面の開発中止を決定。他社が保有するIPを活用したゲーム開発を推進する方針をとりました。ブロックチェーン事業はより一層の経営リソースを投入することで、事業拡大を図るとし、事業方針の変更は行っていません。

モバイルオンラインゲーム事業は会社の収益基盤として安定的な運営を行い、ブロックチェーン事業が成長を担う体制を整えたと言えます。


《不破聡》

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